自家製ホワイトソースのカレードリア ― 2022年10月08日 15:30
本日の日替わり料理は・・・
自家製ホワイトソースのカレードリア 500円
それと・・・
五目うま煮 300円
五目といっても、ごぼう・鶏肉・しいたけ・れんこん・にんじん・いんげん・厚揚げ・ちくわ・こんにゃく・・・なんで、実際は九目煮です。
ですが、五目というのは5種類という意味ではなく、いろんなものが入っていることを意味しているので、9品入っていても五目でいいんです(^-^)
同じ意味合いで、中華料理の八宝菜も8品目が入っているという意味ではなく、中国でいうことの《八》はたくさんを意味しているので、八宝菜に8品入っていなくてもいいわけなんです。
で、ここからは『サクシネマ』なのですが、五目煮にしても八宝菜にしても、たくさんの具材を使った料理をいただけるというはありがたく、ぜいたくなものですけど、誰かが自分のために作ってくれるお弁当というものも、とってもありがたく、ぜいたくなものです。
今回ご紹介するこの映画は、離婚した際に息子が父親と暮らすことを選び、その高校生の息子のために毎日欠かすことなく弁当を作りつづけた父親のお話です。
『461個のおべんとう』(2020年)
この映画の原作は、ヒップホップバンド「TOKYO No.1 SOUL SET」の渡辺俊美さんが書いたこのエッセイ↓なのですが、
『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』
長年連れ添った妻と離婚する際に、中学生の虹輝(道枝駿佑くん)に両親のどちらと住みたいか尋ねると、虹輝は父親でプロミュージシャンの一樹(井ノ原快彦さん)を選びます。
その息子は高校受験に失敗し、進路をどうするか迷った末に一浪して高校に進学します。自分だけが1歳年上で気まずいだろうことを心配する一樹は息子に、
「3年間1日も休まずに学校に行け。父さんも毎日休まずに弁当を作るから」
これが《親父と息子の男の約束》なのです。
「はい、弁当。行って来い♪」
映画の冒頭に、虹輝(道枝駿佑くん)のこういうナレーションが入ります。
「これは毎日のお弁当の話だ。それ以上でもそれ以下でもない」
たしかにそのとおりの内容なのです。ですけど、それは子を持つ家庭なら、どこにでも存在する内容で、それだけに感情移入と共感が容易にできます。
で、461個目、とうとうこれが高校生活最後の弁当だ、のとき、それはね、もういろんな思い、3年間の日々が甦ってね、どうなるかはわかるでしょ(ノдヽ)
内容はさておき、ぼく的に良かったのは、高校生活の最初に落ち込む息子に一樹が、
「うまくいくと思えば、全部うまくいく」
と励ますんですけど、461個のお弁当を経て高校を卒業し、大学に進学することになった一樹が、大学生活が不安かと聞く父親にこう答えるのです。
「何もかもうまくいく気がするんだ」
父親的には、こんなうれしい返答ないですよねヽ(=´▽`=)ノ
ま、観てください。ほっこりしますから(*´ー`)