水菜と新玉ねぎのゴマ風味サラダ2017年05月13日 13:53

今日の日替わり料理は、さっぱりとしたサラダです。


  水菜と新玉ねぎのゴマ風味サラダ 200円


お好みで卓上の特製ラー油をかけるというのもアリです(*^_^*)

それと、数量限定ですが、いわしを煮ました。


     いわしの梅煮 200円


骨まで食べられます。カルシウム補充しましょ♪


ここからは、いつもの雑談です。

金曜日はFMNACK5の『ファンキーフライデー』(通称ファンフラ)という番組を聴きながら仕込みをしているのですが、

その番組に『ラブタイム』という愛に関する創作の話をするコーナーがあって、

昨日の話が泣けたので、ご紹介します。

51歳の主人公の男性(タカシ)は東京でひとり暮らし。2年振りに地方に住む両親に会いに帰ると、77歳になる母親がタカシを見るなり、

「あんた誰かい?」

えっ?と思ってすぐには言葉が出ずにいると、

「タカシか?」

奥から父親が現れた。

聞くと、1年半前からステージ3の認知症になっているという。

「どうして知らせてくれなかったのさ?」

つい責めるような口調になった。

「言ったってしかたないだろ。お前は東京で暮してるんだから」

ちょうど昼めしを作ってたところだからいっしょに食べよう。父親が用意した昼食を食べ、後片付けも父親がテキパキとする。母親は何もせずにテレビを見ている。

タカシが知っている両親の図が、いまではまったく逆になっていた。壁に貼られたカレンダーの隣には、毎日飲まなければならない母親の薬が日ごとに分けられて、用意されている。

80代の父が、ひとりで母を介護している。それも知らずに、2年も連絡すらしなかった。自分はなんて親不孝なんだ・・・。

そう思いながら、沈んだ気持ちになっているタカシを見て、母親が流しで洗い物をしている父親に声高に言う。

「お父さん、やっぱり、この人タカシじゃないわよ。タカシはこんなにお腹出てないもの」

「何言ってんだ。タカシはもう51の中年なんだよ。腹ぐらい出るさ」

「え? タカシ51なの?」

「そうだよ。母さんだって77だろ」

「私、77・・・なの?」

驚いた表情の母親。どうやら母親は自分がもっと若いと思っているらしい。

すると突然、母親が笑い出した。

「何が可笑しいの?」

「だって、タカシのお腹がそんなに出てるなんて(笑)」

「もう立派な中年だもん。腹だって出るよ」

タカシは笑えない。

「タカシじゃないわよ。そんなお腹(笑)」

母親はまだ笑っている。

話にならないので、母親を連れて散歩に出てみることにした。母親はまだタカシを自分の息子だと信じていないようだ。

近所の家の花壇に、何種類もの花が咲いている。母親はそれを見て、

「ツツジ、ナズナ、マーガレット・・・」

花の名前を全部スラスラと言う。自分の息子のことは思い出せないくせに、花の名前は覚えているのが不思議でならない。

歩きながら母親が、思い出した!とばかりに話しだした。

「タカシが子供の頃、友達のバットを盗んだって言われて泣きながら帰ってきたことがあったの」

「そう言われれば、そんなことあったねぇ」

「あのとき、お母さんすごく悔しくて、すぐにその子の家に行って、タカシは人の物を盗むような子じゃありません、って言ってやったのよ」

そのことはタカシは初耳だった。

「うちは宝ひとつだから、そりゃ大切にしたわ」

タカシは、ひとりっ子である自分のことを、《宝ひとつ》と言った母親の言葉に胸を打たれ、遠くを見るような表情をしている母親の顔をじっと見ていた。

母親がそんなタカシを見返して、ボソリとこう言った。

「やっぱりあんた、タカシかねぇ」



物語はこれで終わり、すぐに曲が流れたのですが、このときかかった曲が玉置浩二が母親を想って作った『純情』という曲で、いま聞いた物語のあとに聴くこの曲が、

それは、それは、

泣けたんです~~(TдT)

歌詞を抜粋して、ご紹介しますと、


♪いつだって会いたいよ かあちゃんに会いたい
 リュウマチで手が痛むかい? やせてないか?
 はらへったペコペコさ あたたかいメシをくれ
 胸に抱かれゆらゆら眠るまで オレを見ていて
 大バカもので なんのとりえもなくて
 おまえが宝物
 その言葉だけ 投げ出さずにいた♪


歌の最後に、叫ぶようにして玉置さんがこう歌います。


♪かあちゃん おっかちゃん おかあさん かあちゃん♪


玉置さんの歌の力って、もう唯一無二ですね。

明日は母の日です。お母さんを想いながら、ぜひこの曲を聴いてみてください(*´ー`)