ほうれん草のガーリックバター炒め ― 2019年05月05日 14:44
今日の日替わり料理はこれです。
ほうれん草のガーリックバター炒め 200円
いきなり雑談になりますが、
映画好きの友人Hちゃんは、GW中は家で映画のDVD三昧で、「1日で一気に5本観た」と昨日言っていまいた。
そういう映画好きの方なら、《映画(CINEMA)》がテーマのこの映画↓を観ていない人はいないでしょう(^o^)
『ニュー・シネマ・パラダイス』
2005年公開のこの映画を観るのはこれで3回目でしたが、本当に、本当に、美しい映画だなって思います。
観ていない人のために、簡単にあらすじを話しますと、
第2次大戦中のイタリアのシチリア島の小さな村。その当時、その村の唯一の娯楽は、パラダイス座で上映されている映画でした。
画像のおじさんは、その映画館の村で唯一の映写技師のアルフレードで、ちびっ子は映画館に入り浸り、そのうち映写室でアルフレードから映写の仕事を教わることになるトト。
「いいか、よく覚えるんだぞ」
このふたりの友情と、映画への愛が、この物語の2本柱になっています。
あるとき、映写室が火事になり、死にそうになったアルフレードをトトが助けます。
アルフレードは一命を取り留めますが、失明してしまいます。そのため、新しく再建されたパラダイス座の映写技師として、まだ子供のトトが雇われることになるのです。
トトは子供から青年になります。アルフレードとはずっと親友で、何でも相談しあう間柄でした。
映画が好きだし、給料は少ないにしても仕事があることで、小さな満足を得ている様子の青年になったトトに、アルフレードはまるで我が子を思う親のように愛情を込めて言います。
トトの顔に触れ、静かに、強く、
語りかけるアルフレード。
「この場所から出ろ。お前は若いんだ。お前には未来がある。一度ここを出たら、長いこと帰ってくるな。ノスタルジーに惑わされるな。これから何をするにしてもそれを愛せ。子供の頃、パラダイス座の映写室を愛したように。わしはお前の声を聞くより、お前の噂を聞く方がいい」
トトの無限の可能性を、この島の小さな村で埋もらせてしまうわけにはいかない、そのためにはこの大事な無二の親友と二度と会えなくてもかまわない・・・。
そういうアルフレードの親心のような想いに、涙を流さずにはいられません。
そのアルフレードの想いと教えを飲み込み、それから30年もの間、トトは故郷に帰りません。
その30年で、トトは映画監督となってローマに住んでいました。そのトトに、母から電話があるのです。それはアルフレードの訃報を知らせる電話でした。
30年ぶりに故郷に帰ったトトは、アルフレードが死ぬ間際までトトのことを気にかけていたことを知り、そして形見の品を受け取ります。
その形見の品とは・・・。
エンニオ・モリコーネの美しい音楽と、だれもが心の奥底に潜ましているノスタルジーが、涙を誘わずにはいれません。マイベスト洋画30の中の1本です!
ところで、
映画館にまつわる実話をちょっとだけ。
何十年ぶりにやって来た老夫婦。
「昔と違って、映画館もきれいだし、シートも硬くなくて居心地がいいなぁ」と、おじいさん。
「そうですね」と、おばあさん。
おじいさんがふと見ると、自分の席のところにポップコーンが置いてあります。じつは、それは隣の席の人の物で、ちょうど隣の人はトイレに行っていて不在だったのですが、
おじいさんはポップコーンを見て、
「いまの映画館はポップコーンがサービスでついているのかぁ」
と、ポップコーンを食べ始め、おばあさんにも渡してあげたりしていました。
そこに隣の人が帰ってき、自分のポップコーンを食べている老夫婦を見て唖然としていると、おじいさんがそれに気づき、こう言いました。
「良かったら、君も食べなさい」
これ、実話だそうです。ラジオで言ってました(*´ω`*)