焼きうどん&豚汁 ― 2019年08月28日 12:32
本日の日替わり料理は、焼きうどん(醤油味・ソース味) 500円です。
焼きうどん(写真は醤油味) 500円
それと、冷たいものばかりじゃお腹が悲鳴あげちゃいますよ・・・ってことで、
豚汁 小230円 大280円
絶対に大にした方がコスパ高いですよ(^_-)-☆
私事ですが、
先日の定休日には、大森の映画館でこれ↓を観てきました。
『運び屋』
麻薬カルテルに重宝されていた伝説の運び屋が逮捕された、しかもそれは90歳ちかい老人だった・・・という実際のニュースに着目し、話をふくらませ脚色してできたのがこの映画で、監督・主演はクリント・イーストウッドです。
警察が追い続けている、その容姿も知れない伝説の運び屋がいて、警察はなかなか彼を捕まえられず、また彼もたくみに警察の捜査の網をかいくぐる、そのスリリングな攻防をドキドキハラハラで楽しむ映画なんだろうと思って観ると、いい意味で裏切られます。
そんな陳腐な映画じゃあないんです、これは。
最初に命題を言ってしまうと、
《人生という限られた時間のなかで本当に大事なものは何か?》
を問う映画なんです。
では、あらすじを簡単に。
後に《運び屋》にあるアール(クリント・イーストウッド)は退役軍人で、退役後は家庭そっちのけでデイリリーというユリの栽培の仕事を優先しており、それは娘の結婚式をほっぽらかすほどでした。
というのも、アールの栽培するデイリリーは人気で、花の品評会に出品すれば・・・
この人気っぷり!(^з^)-☆
アールは自身が輝けることをするのが好きな、言わば唯我独尊な人間なのです。
ですが、
時代はインターネットが主流になり、カタログ販売がメインだったアールは、注文をネットに奪われるかたちで自身の栽培所を手放すことになってしまいます(>_<)
財産も住みかも失い、所有していたボロボロのトラックに残された少しの家財を積み、気まずい思いで孫娘のパーティに顔を出すと、孫娘は喜んでくれたものの、ずっと疎遠になっていた妻と娘からはなじられ、逃げ出すようにしてその場から立ち去るアールでしたが・・・
「金に困ってるなら、車を運転して物を運ぶだけの仕事があるんだが、やるかい?」
パーティにいたある人物にそう声をかけられたのが、アールの運び屋人生の始まりでした。
退役軍人というしっかりとした身分証を持ち、90歳のいままで一度も反則キップを切られたことがないアールは、麻薬組織からしてみればうってつけの運び屋でした。
アールはというと、背に腹は変えられないとばかりにやってみた運び屋でしたが、
たった1回運んだだけで、
こんなにもらえるのか・・・\(◎o◎)/
その金で車を買い替え、孫娘の学費を援助してやったり、仲間の経済的支援をしてやると、自身の株がみるみる上がっていくのが実感できました。
みんなが自分を敬い、喝采を惜しまなくなった。そう、デイリリーの栽培をしていたときのように・・・。
アールは1度きりでやめるつもりでいた運び屋の仕事を、何度となく繰り返すようになります。アールは金が欲しかったのではなく、人気と尊敬にまみれた生活が欲しかったのです。それを手放したくなかったのです。
金銭的援助をしたやったおかげで
娘のメアリーとは距離が縮まったアールでしたが、
妻のアイリスとの距離は縮まりません。
アールが警察になかなか捕まらなかったのは、まさかこんな老人が運び屋じゃないだろう・・・という警察の先入観があったのはもちろんですが、
アールは機転がききましたし、運び先に真っすぐに向かうのではなく、途中で自由に寄り道をしたりして、楽しみながら運び屋をやっていたので、警察が推測する的を絞れなかったのが功を奏していたのです。
なのですが、
電話にも出たり出なかったりだし、予定日時どおりにブツを持ってこないアールに、麻薬カルテルの連中は腹を立てていました。でもボスが、
「いいじゃないか。だからこそ、毎回成功してるんだ」
と鷹揚だったので、アールの自由奔放な運び屋っぷりは黙認されていたのですが、ボスが交代すると、そうはいかなくなってしまいます。
「調子に乗ってるとぶっ殺すぞ。日時を守ってブツを運べ。寄り道はなしだ。電話には出ろ。言うことに従え。いいな」
微塵も尊敬の念がない口調で脅されるアール。
鼻歌交じりで運転をしていたいままでとは違い、自身が抜き差しならない状況に陥っていることを、いまさらながらに自覚するアール。しかも、さらに大量の麻薬を運ぶように指示され・・・
沈鬱なドライブを強いられるアールに、
以前から体調を崩していた妻のアイリスが、もう余命が幾ばくもないことを告げる電話が・・・(lll ̄□ ̄)
「いますぐ来て(アイリスの)そばにいてあげて」
電話で孫娘にそう懇願されますが、前と違って、日時厳守を命じられているアールです。いまアイリスに会いに行くことは、自身の命と引き換えであることを意味しています。
さて、アールはどうするでしょう?
ひとつだけ言ってしまうと、
人生に本当に大事なもの、アールは90歳になってようやくそれを見つけるんです。そのことは、ストレートに我々の心を打ちます。間違いなく・・・(*´ー`)
警察に命じられ、車から出て両手を車につくアール。
アール「どうして、俺だとわかったんだ?」
警察「だって、お前の着てる・・・
そのTシャツ・・・(^_^;)」
・・・というシーンはありませんので~(*´艸`*)