牛肉の肉じゃが2020年10月22日 14:12

本日の日替わり料理は・・・


     牛肉の肉じゃが 350円


A5ランクの和牛の肉を使って作りました。数量があまりないので、早い者勝ちでお願いいたしますm(_ _)m

この他にもう1品。


  白菜とツナのおかかポン酢和え 230円


ご来店お待ちしております\(^o^)/



ここからは『サクシネマ』です。

この映画を観たら、自分はなんてしあわせなんだろう・・と思ってしまうはずです。


  『風をつかまえた少年』(2019年)


実話の映画化です。


 これはアフリカのマラウイという国のお話で、


とても貧しい生活をしている人々の、その中でもとくに貧しい一家の息子のウィリアムは、勉強が、とくに科学に興味があるのですけど、学費が払えなくなったせいで学校に通えなくなります。

ですが、なんとか頼み込んで図書館だけ使わせてもらえるようになり、そこで彼にとっての運命的な一冊になる本を見つけます。


  それは風力発電のエネルギー教本でした。


干ばつのせいで作物が育たないウィリアムの町では、深刻な食糧不足に悩んでいるのに、いまだに祈りによる雨乞い頼みの状況なのです。

食べる物が何もないということが、どれだけ寂しく、悲しく、ひもじいものなのか、家の中にいつでも何か食べる物がある生活をしている現代の日本人には、想像はできても、実感はできはしませんよね。

政府の配給も満足な量はなく、飢えた人々は常に苛立っていますし、当然暴力的にもなります。

ウィリアムの家でも、食事は夕食のみ(しかもわずかな量)になり、


 愛犬に分けてあげようとすれば、父親が、
 「犬にあげるんじゃないぞ!(そんな余裕はない)」
 と、ウィリアムに一喝する始末ですし、


姉は口減らしのために、書き置きをして出奔してしまいました。

〈せめて作物が育てば・・・。村にある井戸の水を汲み上げられるポンプが、電気があれば・・・〉

ウィリアムは父親の自転車を、風力発電の部品にさせて欲しいと頼みます。

ですが、ウィリアム一家にとって自転車は唯一の長距離交通手段であい、唯一の財産でもあるので、父親は、

「そんなオモチャのために大事な自転車を壊すなんてとんでもない。そんなことはいいから開墾を手伝え!

と怒鳴りますが、食糧不足のために姉は出て行き、愛犬も餓死してしまったのを見てきたウィリアムは、


    生まれて初めて父親に反抗します。


妻に説得もされ、息子の本気を肌で感じた父親は、とうとう自転車を息子に譲ります。息子に一家の、いえ、町の人々の運命を賭けてみることに決めたのでした。


 みんなの強力を得て、井戸の上に風車を作り・・・


 セッティングをして、
  風で風車が回りだしてしばらくすると・・・


 井戸から汲み上げられた水が流れてきました!


       歓喜で抱き合う父子。


ウィリアムの風力発電のおかげで、町は干ばつのときでも一年中作物が収穫できるようになります。

ウィリアムがこのあとどういう大人になっていったかは、もうアナタのご想像どおりです。

映画を観ていて思ったのは、さきほども言いましたが、

真の飢えを知らずにいられること。

雨風をしのげる住まいで暮せること。

当たり前のように水や電気があること。

戦争がないこと。

それだけでも充分にしあわせなはずなのに、日本人は悩み、苦しみ、絶望し、毎日100人ほどの人間が自ら命を絶ってしまっています。

《豊かさ》とは物質的なことではなく、精神的な心のありようなのかもしれません。

簡単に口にはできませんが、そんなことを考えさせられる映画でした。

『風をつかまえた少年』

これがこの映画のタイトルですが、コロナ禍のいま、誰しもがいろいろと複雑で深刻な状況に陥っていると思います。

かく言う当店も同様ですが、ウィリアムを見習って、ぼくもあきらめない人間でいたいと思いますし、

『希望をつかまえた中年』

になるためにがんばります\(^o^)/